focus 3/30発売

ついに発表となりました。Limetone Audioのコンプレッサーペダル、focus(フォーカス)。

狙った音に目標を定め、素早くその音に辿り着く。そんなフクロウの狩りのようなスタイルを表現したく、このfocusという名前、デザインにしました。

コンプレッサーという比較的音作りのしにくい機器において、出来るだけシンプルな操作で、音作りができるということを意識して設計しています。


Limetone Audioからコンプを出すにあたり、いつものように「どんなものを世に出せば、皆さんに喜んでいただけるのか。」を考えることからのスタートでした。

まず、いきなりなのですが、ビルダーである私、今西勇仁は、コンプを通したギターの音はあまり好きではありません・・。(ベースは別ですが。)なぜなら、コンプを通した時にどうしても演奏のニュアンスが潰れてしまうからです。しかしながら、コンプをかけることによって、演奏がしやすくなったり、リスナーの方の耳に届けやすいバランスになることはよくよく理解しております。

なので、1つ目のコンセプトは、弾き手のニュアンスを損ないすぎない、あっさりとしたコンプレッションを得意とするコンプレッションペダルにする。(でも、主にベースを意識したガッツリコンプにもしっかり対応できるようにする。)となりました。


そして、もう1つコンセプトがあります。それはコンプの「操作性」です。コンプは多機能になればなるほど、ノブが増え、直感的に扱いづらいものになってしまいます。
なので、今までのコンプレッサーの概念はいったん忘れ、新しい「コンプにおける音の設定手順」を提案できないか、ということをコンセプトとして掲げました。


そうして度重なる試作を経て完成したのが、このfocusとなります。

コントロール(つまみ)は以下の5つ。
・compression
・level
・gain
・treble
・bass
このうち
・treble
・bass
は12時方向がフラットとなっており、音の最終調整で使うものとなりますので、コンプに直接関係するものとしては、
・compression
・level
・gain
の3つのみとなります。

gain?!歪むのか?!と、思われた方もいらっしゃるかと思いますが、半分不正解で、半分正解です。
compressionのつまみを上げていくと、徐々にコンプがかかっていき、コンプレッションがかかった分だけ音量が下がります。その下がった分の音量を上げるときに、levelまたはgainを使用するのですが、levelを使用して上げるとフラットかつクリーンに音量があがり、gainを使用して上げると、真空管でブーストしたような、僅かなサチュレーション感とミドルに温かみを持たせて上げるようなイメージで音量が上がります。

なので、どういうサウンドにもっていきたいかをイメージして、levelかgainのどちらで音量を上げて(戻して)あげるか、あるいは任意のバランスで上げてもらう、という操作になります。

操作としては、これだけです!
(コンプ設定して、レベル調整するだけ。)

通常コンプに付いている、レシオやアタックタイム、リリースタイムは、ギターやベースでの使用を想定してこちらで設定済みであり、ユーザー側で気にしていただく必要はありません。(そういったコンセプトとなっております。)

コンプレッションがかかると、compressionのつまみの下のLEDが、コンプがかかっている間のみ点灯しますので、その光からコンプのかかり具合や、アタックタイムやリリースタイムを体感いただけます。


残りの
・treble
・bass
のつまみは音の最終調整で使用します。僕がコンプを使っていて「このコンプ、もう少しキャラが明るかったらいいのにな」ということや、「低域がややブーミーすぎるかも」ということがあるので、お好みに合わせてコンプのキャラクターを変更いただけるようにしています。(右に回すとブースト、左に回すとカットです。)

音の傾向としては、エフェクターライクな機材というよりは、スタジオ機器クオリティのサウンドを意識して全体を設計しています。
意識したのはすばりこの2機種。APIのTranZformerと、FMR AudioのA.R.C.となります。
いずれも僕の大好きなメーカー、機種であり、これらの良さを意識したうえで、設計、開発を進めました。

compressionのつまみをゼロに設定すると一切コンプはかからないので、ブースター、プリアンプ、もしくは音質補正可能なバッファとしても使用できます。
考え方によっては、コンプ機能を搭載したブースターとしてとらえることもできると思います。


compressionのLED、かなり分かりやすいように光りますので、店頭で見かけた際は、是非実際に音を出してお試しいただければと思います!

コンプが苦手な人にも、手放せない人にも、喜んでいただけるエフェクターに仕上がったと思っております。


以下、Limetone AudioのWebストアよりお買い求めいただけます。