ジャンクションボックス JCB-2S、JCB-2SX 8/10発売

発売中のJCB-4SMに続き、ジャンクションボックス JCB-2SJCB-2SXが完成しました!


2Sはイン、アウトの2つの信号を取り扱う小型のタイプ。2SXはイン、アウトに加えて、XLR端子(キャノンコネクタ)のスルーを搭載したモデルとなります。

Volペダルモディファイのノウハウを活かし、ハンドワイヤードで結線しているのが、このJCBシリーズの特徴なのですが、今回の2種類、開発にはかなりの時間をかけました。(具体的には、線材とハンダの選定に時間をかけました。)

基本の考え方は前回のJCB-4SMのブログで触れた通りなので詳しくは書きませんが、使用する線材やハンダでサウンドが大きく変わります。加えて筐体のサイズによるサウンドの違いが出てきます。

一般的には筐体のサイズが大きいほど、ローミッドの量が多く、小さくなるとローミッドの存在感が少なくなります。逆にグランドの取り回しの量が増えると、ノイズ対策には有効ですがやり過ぎるとハイ落ちしていきます。

その特徴を考慮しつつ最適なワイヤリング、線材、ハンダを選定しています。


線材はホットとグランド異なるものを採用し、さらにハンダも場所によって2種類使い分けています。あらゆる楽器に対応できるよう、高域と中低域の量や質感を調整しています。


あと、小さい方のJCB-2Sについては、初めて「ジャンクションボックスの信号の方向性」を指定させてもらいました。信号の向きを「▼」印で記載しています。


これには色々理由があるのですが、ざっくり説明すると、①ケーブルが抜けにくいように、と②音質を考えて となります。

①については、内部スペースの都合上1箇所だけ種類の違うジャックを採用しているのですが、そのジャックは、プラグを抜けにくくする調整ができないため、トラブル防止のため、ボードの内側に来るようにしています。

②については、上記の通り1箇所だけプラグの種類が違うためにイン側とアウト側で音質がごく僅かに異なってしまいます。これを逆手にとって利用して、イン側とアウト側で少し異なったチューニングをしています。

イン側は、楽器からボードに入ってくる音を想定したチューニング、アウト側は、ボードからアンプに向かう音を想定したチューニングを施しており、トータルでベストなサウンドが構築できるようなサウンドメイクをしています。

ジャンクションボックスで、こういうような方向性や役割を考慮したものというのは、なかなか無いので、かなり新しい試みなのでは?!と思っています。


JCB-2SXは、XLR端子のスルーが付いており、ベース、アコギ等のプリアンプやDI、シミュレーター系機器からの出力に対応しています。


Output端子とXLR端子は接続されていません。
普通のイン、アウトのみのジャンクションボックスとしても使用できます。
色はブラックの1色のみとなります。



ジャンクションボックスは、ボードの音の出入りを担う、サウンドメイクの中で重要な要素です。ここを妥協することはあまりオススメはできないので、音質面で徹底したJCBシリーズは自信を持ってオススメできます。


発売日は2019年8月10日。ジャンクションボックスの試奏(弾き比べ)というのもかなり面白いので、店頭で見かけた是非チェックしてみてください!


JCB-2S
接続端子:input、output 各2口
外寸:幅 (W) 92 mm、奥行き (D) 43 mm、高さ (H) 31 mm
重量:123g
価格:8,000円(税別)

JCB-2SX
接続端子:Input、Output、XLR thru 各2口
外寸:幅 (W) 112 mm、奥行き (D) 65 mm、高さ (H) 42 mm
重量:220g
価格:9,000円(税別)

JCB-4SM
接続端子:Input、Thru1、Thru2、Thru3、midi thru 各2口
外寸:幅 (W) 121 mm、奥行き (D) 70 mm、高さ (H) 46 mm
重量:275g
価格:11,000円(税別)